Travis CIでDebian勉強会のTeXをbuildするようにしたった(ので活用してもらえるとうれしい) - Debian/Ubuntu JP Advent Calendar 2012 4日目
Debian/Ubuntu JP Advent Calendar 2012 4日目担当、日本目光会のkozo2です。
昨日は岩松さん @iwamatsu の 今時のバグレポート操作方法 でした。
今日は、日本のDebian勉強会について興味をもってもらう アンド DebianJPの方々のDebian勉強会の資料管理の負担を減らすために
を紹介します。
日本のDebian勉強会と勉強会で配られている資料について
Debianに関する知識を共有したりしてキャッキャウフフする会、Debian勉強会
なるものが(私の知る限りでは)東京と大阪で毎月行われています。
この勉強会で行う発表の原稿はTeXで書かれており、そのTeX filesはgit
repository (git://git.debian.org/git/tokyodebian/monthly-report.git) で
管理されています。
Debian, Ubuntuに興味のある方々にとって有益な情報がつまっているので一度
ご覧になられるとよいかと思っとりやす。
勉強会資料原稿TeXのbuildについて
git repositoryのcloneからbuildする方法については
http://kozo2.hatenablog.com/entry/2012/03/26/042317
で書きました。
これだけだと既出エントリの使いまわしなだけなので今回はこのbuildをTravis
CIを使ってbuildするようにしてみました。
これでとりあえずbuildが通るか否かは確実にわかるので原稿を管理されているDebianJPの方々や原
稿筆者の方々的にはなかなかうれしいのではないかなと思った次第でございや
す。
Travis CIについて
Travis CIってのはgithub中のrepositoryのcodeのbuild serviceをダータで提供
してくれるナウいweb serviceです。
buildしたいgit repositoryのrootに.travis.ymlというfile nameでbuild
taskを書いてpushしておくと、その通りにTravis CI側のserverでbuildしてくれて
browserでbuild logやbuildが成功したかどうかが確認できます。
今回やったこと
- git://git.debian.org/git/tokyodebian/monthly-report.git の cloneを https://github.com/kozo2/debianjp-monthly-report に特攻の拓した。
- https://github.com/kozo2/debianjp-monthly-report に https://github.com/kozo2/debianjp-monthly-report/blob/master/.travis.yml を特攻の拓した。
- あとは https://travis-ci.org/kozo2/debianjp-monthly-report 見るだけ。
Travis CIの設定
language: c
before_install:
- sudo apt-get install ptex-bin okumura-clsfiles texlive-latex-extra lv
script:
- cp git-pre-commit.sh .git/hooks/pre-commit
- make debianmeetingresume201210-kansai.pdf
- TeXってlanguageは無くmakeができりゃいいだけだったのですが、language は必須だったので適当にcって書いてます
- すべてのbuildが通るかどうかmake allでこき使っときたいところですが、 logがはかれまくるせいでbrowser内の1pageでは確認できないのと、失敗して いる箇所の特定ができなかったのでmakeの対象を1fileにしています。(make allはこけてました)
Travis は Debian/Ubuntu JP を救う
いまんとこ1資料のbuildが通るかを確認するのしかしてないのですが、もっといろいろできそうです。
TravisはUbuntuのprecise環境のようなのでDebian/Ubuntu JPの方々にはウマーでしょう。
ダータですしいろいろ使わせて頂きやしょう。
明日は なかおけいすけ さんによる記事になりそうな雰囲気です。